Workspace ONE UEMでRealWearデバイスを管理

RealWearWorkspace ONE
RealWear with VMware Workspace ONE UEM
Workspace ONE

「遠隔臨場」というキーワードをご存知でしょうか。建設や工事現場のDX推進のなか、ウェアラブルカメラなどの映像と音声を使って現場作業の「段階確認」「材料確認」「立会」などを行うものです。

ウェアラブルスマートグラスなIoTデバイスといえば、皆さんご存知の RealWear ですね。すでに工場などでの試用が始まっていると聞きますが留意すべき点もあります。昨今の物騒な世の中、スマートグラスのようなIoTデバイスでさえもきちんと管理/制御しないと、攻撃の対象にされるリスクがあります。

すでに海外では大手飲料メーカーが VMware Workspace ONE を用いてRealWearを管理している例があります。また日本国内でも多くのRealwearユーザーのお客様からデバイス管理についてのご相談があります。

Workspace ONEでRealWearデバイスを管理し、業務の効率化とセキュアなIoTデバイス運用を実現することができます。

          

管理に先立って、Workspace ONE UEMでデバイス加入用のQRコードを作成します。RealWearのカメラでQRコードを読み取ることで、簡単に加入作業を開始することができます。

では行きましょう!

          

工場出荷状態のRealWearのカメラでQRコードを読み取ると、Wi-Fi設定およびIntelligent Hubがダウンロードされ、加入操作を開始することができます。あらかじめIT部門で初期セットアップを済ませれば、ユーザーはすぐにRealWearデバイスを利用し始めることができます。

※ Workspace ONE UEMをよくご存じの方ならピンとくる「高度な代理加入」をサポートしますので、エンドユーザーのディレクトリアカウントを指定して完全な代理加入を行うことができます!

          

RealWearデバイスをIT部門から受け取ったユーザーは、さっそく業務利用を開始します。Intelligent Hubのアプリカタログから、利用したいアプリをオンデマンドで簡単にインストールしたり、業務に必須のアプリを加入時に自動でインストールすることができます。

          

Intelligent Hubに何やら通知が届きました。ウェアラブルデバイスの面目躍如、なにせ視界に入っていますのですぐに気づくことができますね。このようにIT管理者はWorkspace ONE UEMコンソールからRealWearデバイスに対し、メッセージを送信することができます。

          

Workspace ONE UEMコンソールでRealWearデバイスの詳細を確認してみましょう。

シリアル番号やデバイスUDID、バッテリーの状態や温度、セキュリティパッチレベルなどの情報を収集・管理することができます。

現場のRealWearデバイスのバッテリー劣化をいち早く見つけて、交換用バッテリーの手配と発送など必要な手当てをすぐに行うことで、ダウンタイムを最小に抑え現場作業を支えることができます。

          

RealWearデバイスにインストールされているアプリやバージョンの一覧です。このようにWorkspace ONE UEMは、Google Playサービスを持たないAOSPデバイスに対しapk形式のアプリケーションを配信することができます。上の図では、インストール状態が[管理対象]と表示されているのがそれに当たります。

          

Wi-FiのIPアドレスやMACアドレス、RealWearデバイスの位置情報も収集することができます。デバイスがどこの工場のどの建屋で利用されているか程度の大まかな位置を知ることができます。

またWorkspace ONE UEMにてWi-Fiプロファイルを構成し配信することで、SSIDやPSKを公開せずRealWearデバイスをセキュアに工場や現場のWi-Fiへ接続することができます。

          

デバイス管理の面でもWorkspace ONE UEMがおススメです。Workspace ONE UEMなら、すでに行っているiPhoneやAndroid、WindowsやmacOSの管理とは別に、新たな組織グループを作成してRealWearなどのIoTデバイスを集約、これらのデバイス管理を現場や工場のIT担当者に権限委譲することができます。本社IT部門との煩雑な調整などのやり取りを排し、現場でのスピーディなIoTデバイス活用を実現することができます。

Workspace ONE UEMを用いたRealWearの管理にご興味がありましたら、下記も合わせてご覧ください。

[VMware docs] Smart Glasses Feature Matrix

[VMware Techzone] Enrolling Head-Mounted Wearables with VMware Workspace ONE UEM

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